
学校とアート
中学生とコラボレーションする。
毎年のように絡ませていただいてる「とがびアートプロジェクト/さくらびアートプロジェクト」。中学校を美術館に変えよう!というコンセプトのもと、長野県戸倉上山田中学校の中平千尋美術教諭の発案によって、2004年から開催されています。「キッズ学芸員」という、中学生が学芸員となって作家や美術館とコラボレーションするという試み。ここのプロジェクトのすごいのが、美術をとりまく世界の断片(作家や美術館など)をとことん生徒に体感させてしまうというところです。多感な年頃の中学生が「美術」でこんなに盛り上がれることが信じられないくらいです。
図工が美術になる。
自分が小学生のときには、単純に絵を描いたり工作したりすることが好きで、それがそのまま高校まで同じ意識でいました。一人で何かを作る「図画工作」が、中学校になると「美術」になることの意味なんて考えてもみませんでした。そこには「作る」が「造る」「創る」に、そして「つくる」だけではない「観る」「考える」「コミニュケーション」することなどの多様な価値の広がりをはらんでいたということに、このプロジェクトに絡むことで、あらためて気づかされた思いです。
美術教育は特別か?
日本では、小さい子どもの時には絵を描いたりものを作ったりすることを、感性を育むという意味で、周りの大人たちが積極的に奨励する環境にあると思います。それが中学生になる頃には、そういった意識が薄まり、ある意味「特別なこと」のような空気にさせてしまっている気がしてなりません。アイデアを実現させるための知力や体力が充実してきて「図工」が「美術」になるとても大切なタイミングであるはずなのに。
自分は中学の教育者という訳ではないので、専門的な観点からするとズレている部分があるかもしれません。ただ、教育者という視点ではなく、表現者として何か出来る事はないか?何か面白い化学変化は起き得ないか?そういった気持ちが「学校とアート」というカテゴリーに自分を誘い込みました。
Flower room









